『許さないから。このまま目をつぶったりしたら、もう虹なんて見えないんだから!』
ぽたりぽたり、とリッキーの涙が横たわるクリスチーネの唇に触れた。
とたんに、クリスチーネがひとサイズに様変わりした。
『惜しんでくれた? 俺の命を、惜しんでくれたのだな! おかげで変化(へんげ)のまじないが解けた! とても、感謝するぞ!』
クリスチーネはうれしそうにそういうと、
ぎう!
と、リッキーの首っ玉にかじりつくように強く抱擁した。
『そこまでしなくても、わかったから。って、ぐるぢぃ』
クリスチーネは名残を惜しむようにリッキーから身体を離した。



