『馬よりよく働いた。褒めてつかわす』
『ちくしょー。これで借りを返して、とっとと退散しようと思っていたのにイ』
『借り? あれ、こちらに貸しなんかあったか』
『当の本人、忘れてるしイ』
あっははは、とリッキーに笑われて、意気消沈のクリスチーネ。はあーっとため息をつく。
『しっかたねえ、恩義に感じるわけでもねえが、割りくっちゃたまらねえ、一つひとつこなしてゆくかァ』
よし! と気合いを入れると異常に色っぽい。
クリスチーネがポイイーン! と胸を弾ませてガッツポーズの後、両手を前へ突き出した。
メニュー