天の神様、ご先祖様。 お願いですから姉貴にまともな結婚を、そしていっさい実家へかえってくることのないように……幸せに、してやってください。 って、んなこと言ったら、彼女は神様と結婚しなければならないかもしれない。はやまるな! 尼になるにはまだ早い! だが、もちょっと何かあっても良いんじゃないか? ま、弟が言ってもしょうがないか。 「それはそうとして、二人とも会えたかな?」 俺は共振能力を解放し始めた。 まあ、シンパシーっていうのに近いかな。