すぱーん、ぱーん、と残りのクラッカーが浴びせられる。
確かあれはひとに向けちゃいけないんだと書いてなかったか?
注意書きはちゃんと読んで下さい。
「ほら、言ったでしょう。おじさん達が善からぬこと計画してるの、あたし見ちゃったのよ。でも……」
引き出し付きのベッドの上から愛しのなっちゃんが肘ついてこちらを見ている。
「友情を大切にするかっちゃん、すてきだったな……あたしより大切にしてるんだもん」
こそっとささやかれ、ボクは耳がかあっと熱くなるのを感じた。
「のりおはボクのもんだー、な・ん・て!」
「なっちゃん……どうして教えてくれなかったの?」
「さあ……」



