side紫琉

 俺はあのあと家に戻りいろいろ考えながら準備をしていた

 何の準備かというとそれは俺が緋維に苦しい言い訳したあと…


 「それじゃー紫琉君も一緒に行こう?」

 『…はあ!?』

 「え…だって紫琉君も狙われているしバラバラよりは一緒にいたほうが安心だと思って…」

 『まあ…それはそうだけど…』

 だけど緋維の家にだろ!?
 悟がいたってヤバいだろ…?
 
 そんなことを考えていると…

 「それに…紫琉君が居てくれると心強いから」

 と満面の笑みで言われた

………ーーーー
…ーーーー

 そのあと2つ返事で今に至る訳だが…

 準備が終わり目の前の荷物をみてため息が自然とでた

『あの笑顔は反則だろ…』

 そう思いながら笑みがこぼれた

 「…」


 視線を感じ後ろを見ると母さんがニヤニヤしながらみていた

 『…な…何だよ?』


 「別に~♪」

 うわ…うぜー
 
 「彼女さんによろしくね~」

 『ああ…ってはあ!?ちげーよ!!!』

 「おほほほ~照れない照れない!」

 そう言って部屋から出ていった

 感ずいてんな…恐ろしいばばあだ…

 そんなことを思いながら家を出た

 いく間際にも…

 「今度連れてきなさいよ!」

 と大声で叫んでいた