「大丈夫か!?」

 地面に着地すると紫琉君が駆け寄った

 『今の…もしかして…』

 「緋維?」

 『え…あうん…私もこの子も無事だよ』

 そっか…と言って紫琉君はしゃがみこんだ

 『紫琉君…ありがとう』

 「俺は何もしてねーよ…」

 『ううん。私達が無傷だったのは紫琉君の力のお陰だよ』

 「俺の?」

 『うん!紫琉君の助けたいって気持ちがそのネックレスと共鳴して力を引き出したんだよ』

 「そっか…」

 そう言って私と紫琉君は笑いあった