side緋色


私はある人に会うため走った


バタンッ…


目の前にある白い建物『教会』の扉を開くと奥の椅子に腰掛けている長い白髭のおじいさんがいた


このおじいさんは私の祖父


『おじいちゃん!!!お願い!私の封印を解いて!』


みんなは分からないと思うから軽く説明するね

この世界には生まれつき不思議な力を持つ人達がいるの
それが超能力者
私もその1人

大人になれば自分の力を使いこなせるけど赤ちゃんや子供には使いこなすことができないからきけんなの

おじいちゃんは危害が及ばないように超能力を持つ子供達の力を封印しているの


これでもおじいちゃんは超能力者
私も小さい頃に封印して貰ったの

私の力は人と違って強力で封印するのに一苦労だったみたい