君はいなくなった。
世界中のどこを探しても
君はいない。

大きな声で君の名前を呼んでも、いつも笑っている君はもうどこにもいない。

だけど私は君を探す。
君の顔が見たくて

君の声が聞きたくて

君のいつもやってた仕草を見たくて

君に…抱きつきたくて。

なのにこんなに探しても
君を見つけることは…


できなかった。

その時、
本当に

本当に
君は"いなくなったんだ"と
実感してしまった自分がいた。
もうあなたは私の手の届かない所に行ってしまったんだと気付いてしまって。

ねぇ神様。
幸せって本当に平等なんですか。
私は平等だとは思いません。

私は今も、
これから先もきっと幸せだと思うことは無いと思うからです。
私から大切な人を奪った限り

ずっとこの気持ちを抱えながら生きていかなければならないから。

この気持ちが薄れることなんて絶対にない。

ねぇ神様。
もし本当に幸せは平等だって言うんだったら、私にあの人を返してください。


あの人を返してくれたら
私は何もいりません。

何もいらないから

あの人にまた会わせてください。