これは一体…。


「嫌。」


私達の前に数人?


何十人?


そんなにいないか。


な女子がこっちを睨みながらたっていた。


かーなーり怖いんですけど。


「私達、貴方じゃなくてその後ろの人に用があるの。」


え?私?


「だからって易々友達売るかっつーの!!」


え?何?


どゆこと?


「ちっ…」


今舌打ちした!?


「どうせ昼休みのことを妬んでんでしょ?神宮寺先輩ファン倶楽部!」


……は?


神宮寺先輩ファン倶楽部?


なんじゃそりゃ。


「分かってるなら話が早いわ。そういうことだから早く渡して?」


えー…と、


どーなってんの?


「冗談。なら尚更渡せるわけないわね。」


なんか奈々姫は分かってるみたいだし。


「ふ~ん、そう。」


なんかよくわかんないけどやばいって感じ?


ってことは、



私いない方がいいかな?


「奈々姫、私先に教室戻ってるよ。」


あとできてねと奈々姫の横をすり抜けた。


私がいない方が話は進むよね!!


いいことした!!


「っ…ちょっ陽夜!!」


……?


!!!!!!!


動け…ない?


「自分から来るなんて馬鹿だろ。」


「こっち来な!!結城 陽夜!!!」


いっ…たいっ。


私は髪を捕まれ引っ張られていつた。


「っ…陽夜!!」


奈々姫が追いかけて来る。


「奈々…!!」


けど神宮寺先輩ファン倶楽部なるものに足止めされ一気に見えなくなった。


「いっ…痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。」


引っ張られてる髪が痛くて。


私は訳が分からないまま連れていかれた。