屋上の君とわたし


「へ?明日?」

当然だけど純はポカンと口を開けて私を見ていた。

「……っ、ごめん!何でもない!」

何言ってるの私。

もう恥ずかしくて顔が真っ赤……顔向けられないよ。



「……いいよ。ちょうど空いてるし、ね?」

「ほんとに!?」

ビックリして思わず純を見た。


「っく、ははは!照顔真っ赤だな!うん、かわいい。」

可愛い?……私が!?

「な、何言ってるの!もう……」

よけい赤くなっちゃうじゃん。


でも、本当に明日いいのかな?

私何も考えずに言っちゃったし、いったい何しよう。

あ、お店に行こうかなあ。

あの店ならきっと純も気に入ってくれるはず。

人に教えるのがもったいなくて、友だちには教えてなかったけど…純ならいい。

うん、初めて連れてくのは純がいい。