「え~?ヤだよ、めんどくさい。」


実は俺、こう見えて合コンあんまり好きじゃないんだよね。



な~んか…。

あのバッチリメイクでブリブリと愛想を振り撒く肉食女子を見ただけで吐き気がするっつーか、なんつーか……。


とにかく、あの場所へ行くオンナにいいオンナは滅多といないっつーのが、なんとなくわかってきた。正直、がっついてるオンナを見るとドン引きすんだよなぁ……。



「俺、オンナに不自由はしてねーから遠慮しとくわ。」


太一にバイバイをして。

あっさり断ろうとすると


「ダメだぁ~っ!!!!!!
今日はイケメン連れて行くからってユミちゃんに言っちゃったんだよぅ~!!!!!!」


と、俺の手をギューッと握って。

太一は涙目になりながら俺に訴えてきた。