「…で、どうしたの？
なんか用があるから呼んだんでしょ？」

俺を見て、呆れたようにユミちゃんが笑う。


「うん…まあそうなんだけど。」


何から話せばいい？
どうやってユミちゃんの気持ちを聞き出せばいいんだろう。


グダグダ回り道をしても変な気がする。かといって単刀直入に言う勇気はない。


うーん、どうしたもんか……。


ホッペをつねった手を外して、腕組みをして目をつぶったまま考えこんでると。



バコッ


脳天を思いっきりユミちゃんに殴られた。