ボクがキミをスキな理由【短編集】


「珍しいね、太一が呼び出すなんて。」


自分の部屋で、誘惑に負けないように正座をして待っていたら、部屋着に着替えたユミちゃんがやってきた。


――わ~、マズイ。


部屋に入ってきたユミちゃんはお風呂あがりでいい匂い。


ヤバ…。

ムラムラする……。


今すぐ押し倒して、あの服を引っ剥がして柔らかい肌にキスしたい。


だけど…

ダメダメダメダメっ!!

今日は俺はオオカミにはならないっ!!!!!



俺は溢れんばかりの性欲に打ち勝つ為に、自分のホッペをギューっとつねった。