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「ま、まぐろ!!」


「えぇ~!?超羨ましい!!」



アンナとの初Hの思い出を語った瞬間、
拓海はタコさんウィンナーのように顔を真っ赤っ赤にし、太一は羨ましそうな声を上げて俺を見つめる。





「いいな~。じゃぁレオは年上オネエ様に手取り足取り、1から10まで全部教えてもらって、マグロ状態でHしたの?」


「うーん……
まぁ、童貞喪失の記念すべき1発目はそうかなぁ。」





されるがままにカラダをまさぐられ、まるで女の子みたいに初夜を迎えた、この俺。



攻めるなんて高等技術は出来るはずもなく、受身に回ってアンナがくれる快感にただ身を任せるのみだったあの時間。



しかも……
あろうことか挿入したらあまりの気持ちよさに、三擦り半で昇天してしまった、情けない俺。






『カワイイ。レオ。』


『言うな!!めっちゃ恥ずかしいやろ~~っ!!
情けなくて消えたくなるやろ~~~!!
勘弁してくれ!!』



イッた瞬間


恥ずかしくて
情けなくて
真っ赤になりながら必死に両手で顔を隠すと、アンナはフワリと笑いながら俺のオデコにキスをする。




『どうして?
それだけ私のナカがよかったってコトでしょ?
なんにも恥ずかしくなんてない。
情けなくなんてないよ、レオ。』