「あっ!!ズルい!!二人だけ食べちゃって!!」


俺だって今日はユミちゃんと肉弾戦の3回戦までもつれこんで、お腹はペコペコなんだぞ!!


プリプリしながら玲央の隣に座ると

「ごめんごめん。太一が来るってわかってたら、ちゃんと3等分してたんやけど。」

玲央は笑いながら俺の頭をポンポンと叩く。


「そうだよ。大体オマエ、ユミちゃんと約束があるから…って言ってたじゃないか。」


キッチンから取り皿を持ってきて、残ったナポリタンを取り分けながら呆れたように拓海が笑う。