ボクがキミをスキな理由【短編集】




「星野さんって、ほんと天然だよね。」



「え??」



「天使みたいに純粋で優しくてカワイイ。
だけど謎の思考回路で俺をいつも翻弄させる。」





そう言って
カレは春風のように
柔らかにニッコリと微笑む。





「そういうワケわかんないトコ、凄く面白いよ。」


「それってホメ言葉??」




けなされてるのか
褒められてるのか




よくわからない彼の言葉に
頭を悩ませていると




「最上級のホメ言葉!!」



そう言って彼が笑う。








そんな風にバカップルな時間を過ごしているとあっという間にテーマパークに到着して、私達は超満員のバスを降りた。