俺は今、目の前にいるレイさんだけを信じる。
俺は自分の目で見たモノしか信じない。


レイさんはちょっと誤解されやすいタイプだけど、俺の知ってるレイさんは可愛くて強引で行動力のある魅力的な女の子。


そう、俺は信じてる





だから……
俺は他人の言うことなんて信じない





俺が信じるのは、
自分の目と耳と
レイさんの言葉だけ



他の雑音は信じない



だから……
安心してよ、レイさん。





そんな気持ちを沢山込めて



「レイさん、気にすんなよな!!
俺、あんなヤツの言うことなんて信じたりしねぇからさ?」




そう……ケラケラ笑いながらレイさんの肩をギュッと引き寄せると



「……じゃないの……」



レイさんは小さな肩を震わせながら、何かを呟
く。