小さく震えるレイさんの小さな肩
「大丈夫、大丈夫だから。」
そう言って
俺は彼女の背中を軽くさする。
なんせ地味なジミーズなモンで、あんまり女の子の扱い方がよくわかんねーけど……、俺だったらこうされたら嬉しい。
落ち込んでるとき、こんな風に慰めてくれたら、すげぇすげぇ嬉しい。
そう……思ったから
「大丈夫だよ、レイさん。
俺、あんなウソ信じちゃいねぇからさ!」
俺は自信満々にそう微笑む。
「亮ちゃん……」
「俺、ちゃんとわかってるから。
レイさんはそんなヤツじゃねぇって。」
そう。
俺の知ってるレイさんは素直で一途で可愛い女の子。
ちょっとハデに見られがちだけど、中身はすげぇ普通で、かわいらしい女の子。
ノブのヤツが言うようなヤリマンなんかじゃ、絶対にない。



