ボクがキミをスキな理由【短編集】



カッコいい!!
カッコいい!!
カッコいい!!!



亮ちゃんのクール発言によって、益々ヒートアップする私の恋心。

あの時の私の顔をマンガに描いたら、コマ中がハートで埋め尽くされていたに違いない。




――好き!!!

やっぱりこの人が大好き!!!







思い立ったらすぐ行動。
よくも悪くも情熱家な私。




サラダをつつく亮ちゃんの右手をギュッと拘束すると、意を決してこう言った。





「亮介くん!!!お試しでいいから私と1ヶ月付き合って!!!!」


「は、はぁっ!!??」


「私、亮介くんのコトが大好きなの!!もっとキミのコトが知りたいの!!」





あの時の亮ちゃんは…
鳩が豆鉄砲をくらったかのような、酷く驚いた顔をして硬直していた。