「はあっ!?なんだよその発想!!」
「だってそうでしょ?可能性があるならそこにかけたいもん。私…、亮介くんのこと本当に好きだから。
その気持ちをわかって欲しいんだ。」
そう言って、まっすぐに俺を見つめるレイさんは驚くほどキレイで。
俺みたいなクソガキが言うのもなんだけど“女の人の本気の顔ってヤバいな”と思った。
あの時のレイさんは背筋がゾクゾクするほどキレイだった。
だから…かな。
「じゃあ…1回だけだよ。いつにする??」
なんて、彼女の申し出を受けてしまったのは。
彼女は俺の言葉を聞いた瞬間パアッと顔を綻ばせて
「じゃあ…明日!!
明日の夕方!!!!!!」
と提案してきた。
「OK。
じゃあ17時に駅前でも平気??」
俺がそういうとレイさんは“うんっ!!”と大きく頷いた。



