理由なんてわからない。 成宮くんへの、この気持ちが何なのかわからない。 だけど考えるよりも先に 答えを出すよりも先に 私の心はこう叫んでいた。 「同情なんかじゃない!! 私…、成宮くんのコト好きだよ!!!!?? それはそんなにイケナイコトなの??!!」 そう言い放つと。 葉月の手をバッと振り切って、成宮くんを求めて暗い廊下へと駆け出していた。