「ううん。成宮くんって耳の後ろにホクロがあるんだね。」
何気なくそう言うと成宮くんは焦った顔をして左耳をバッと隠す。
…えっ??!!
なんだか不自然な彼の行動に驚いてキョトンとしながら彼を見上げていると、彼はハァ~とため息をついて
「…内緒ね。」
と言い出した。
言ってる意味がよくわからなくてさらにポカーンとしてると
「ま…理由は聞かないで欲しいんだけど、ホクロのコトは誰にも言わないで。」
そう言って、成宮くんは困ったように頭をポリポリと掻く。
うーん、理由はよくわからないけど…
まあいいか!!
「うん。わかった。」



