囚われた兎①

棗さんは部屋の時計を見てそう言った




「わっ!? もうそんな時間なんだ! すぐ行きます!」




「はい、では失礼致します」




棗さんは頭を下げて部屋を出ていった




さ! 早く準備しなきゃ!




あたしはすぐさまベッドから出て制服に着替えた