囚われた兎①

「いてぇって」




「馬鹿! 馬鹿! 馬鹿翔!」




「うっせぇって!」




翔はあたしの手を掴んで自分の体から離した




「…ばかっ……」




「…!?」




あたしは泣いていた




「……ふっ…うっ…ん…」




「…」