囚われた兎①

「ねぇ、どこ行くの?」




「…」




なんか言いなさいよ!!




あたしは翔に続いて町を歩いていた




てか、翔歩くの早い!




翔はどんどん先に進んで行った




ドンッ




「す…すみません!」




あたしは誰かの肩にぶつかって体がよろめいた