ばかばか!!!私のばか!咲月くんに酷い事たくさん言っちゃったよー。

う、う、どうしよ.......。咲月くん私の事嫌いになっちゃったよね。
最悪だな、私。本当最悪だ。

「おはよございまーす!」
「あっ、柚ちゃん!一ノ瀬くん部活に来てないんだけど、柚ちゃん知らない?」
「咲月くん来てないの?ごめん。私も連絡きいてない。」

「そっかぁ。ありがとう柚ちゃん」

「いえいえ」

咲月くんやっぱ昨日事で・・・。
どうしよ。

「結菜!あたし今日部活休むね!!じゃ」

「え?柚ちゃん!」

はぁ、はぁ
どうしよ、どうしよ、咲月くんに謝らなくちゃ!!
でも、会って話してくれなかったら、

全部私のせいだ。私があんな事言っちゃうから。

ばかばか本当ばか・・・・・。
私、う、う、ひくっ。

「何一人で泣いてるんですか?先輩。」

!?
太陽の光で顔がよく見えない、でも優しい笑顔、凄く暖かい、フワフワしてる感じ。

「ん・・咲 月くん・・・」

目を開けたらそこには咲月くんがいた。
「大丈夫ですか?先輩、風邪引きますよ」

私、うっかり寝てたんだ。じゃ、さっきの人は夢だったのかな?

「先輩いきなり泣き出すから、俺、」

「えっと、ごめんね?」

「ぷ。」

「えっ?」

「先輩いつも不意打ちで攻撃してくるから」

「攻撃なんてしてないよー」

「まただ(笑)先輩可愛すぎ」

ギュッ・・・

何秒間そのままで居ただろう。
私の心臓の音と咲月くんの音が重なり合ってるのがよくわかる。

私顔赤くなってないかな?心臓の音聞こえてないかな?

・・・・・


「あはは、もう限界」

「????」

「俺、すげえ早鐘だ。」

「私もだよ!いきなりだから凄いびっくりしたんだから!!」