「じゃあ、おれがもらうな?」 「勝手にしろ。オレはこっちにするシッ」 鏑木が背後に回るのを感じた。 なんの意図だかわからないが、今回バックアップを頼むさい、全面的に任せる、と言う約束だ。 それに今、振り返ってる場合じゃない。