蜜に恋して





「蜜ちゃんと陸くんもよかったら来ない?」



そもそもきっかけはその一言だった。


二年に上がってのクラス替えでは、生まれて初めて陸とクラスが離れた。

一ヶ月ほど経って新しいクラスにも慣れてきた頃、
一年の時のクラスメイト、小林 コノミからメールが送られてきたのだ。

内容は1−Bだった生徒で週末久々に集まろうというもので、
なぜか私宛てのメールの文面には陸の文字も。



何で私に任せんのよっ!、と軽くため息をついた。

確かに、陸はこういう集まりにあんまり顔出さない。
けれど陸目当てで集まりに顔を出す者も少なくはなく、一年の頃もこうしてよく私に暗に陸を連れてくるようにと意図したメールが届いたものだ。



「陸にメールでゆっても、あんまり効果ないんだよね…。」



10時前だったけど、まぁこの時間なら陸もいるだろうと
ふぅ、と一息吐いて立ち上がった。