よ つ の は

「あっ… えへへっ、
ぅん! 実はね、私もちょびっとだけ服装かえてきたのっ。
私も、少しでもミヤビに好きになってほしくって…
ミヤビは いつも全身黒い服着てるから、大人っぽい女の子が好みなのかなって思って…
結局 いつもとあんまり変わらないんだけどね、少し背伸びしちゃった!」

「うん、良く似合ってるよ!
なぁーんだ、お互いに同じこと考えてたんだね!
嬉しいよ。 ありがとう サクラ」


ミヤビの気遣いや 優しさが嬉しかったし、今日までの数日を、二人が同じことを考えていたんだってことが、私には すごく嬉しかった。


「あっ! そう言えば、今日って お互いに起きたらメールするんじゃなかったぁ?!」

「うあぁっ!! すっかり忘れてたぁ!!
昨夜、寝ようと思ったんだけど、サクラとデートだって考えてたら 変に緊張しちゃって…
結局、朝まで寝れなかったから、つい忘れてた…。
ごめん… 俺が言い出した事なのに」

「そんな、ミヤビが悪いんじゃないょ。 私だって忘れてて、公園まで来てから思い出したんだもんっ」

「そっか…、そんなことまで、また二人とも 一緒のことしてたんだね。
ははっ、俺とサクラって 何だか変な二人だよね!」