散々 悩んで店を出た俺の手には、今までの俺の趣味とは違って、白シャツに薄グレーのコットンベスト、カーキ色のカーゴパンツと 薄茶のローシューズを抱えていた…。
やっぱ人って誰かを好きになると 変わるんだなぁ… 今までなら絶対に買わないアイテムばっかりだよ。
でも、なぜだか不思議と嫌じゃないんだ…
“少しでもサクラに似合う彼氏になりたい”って、純粋に思うんだ。
せっかく手にした幸せだから… 大切にしたい
そう言えば、この前の歓迎会と あからさまに服装が違うから、さすがにサクラも気付くかなぁ…
ふっ… 何だか楽しみだなー。
周りから見たら、ちょっと浮かれすぎじゃないかと思われるかもしれない位、俺の心は 浮足立っていた。
お陰で、バンドの練習も絶好調!
まぁ、俺の変貌っぷりに周りの連中は あからさまに“コイツ何かあったな”的な疑いの眼差しだけど…
―そうして、気付けば 案外あっという間に 土曜日の放課後になっていた…
俺とサクラは、いつも通り一緒に下校していた。
「じゃあサクラ、また明日なっ!」
「ぅん! 毎日楽しみにしてたデートだもん、早く起きて 少しでも多くミヤビと一緒にいれるよーに頑張ろっと!」
やっぱ人って誰かを好きになると 変わるんだなぁ… 今までなら絶対に買わないアイテムばっかりだよ。
でも、なぜだか不思議と嫌じゃないんだ…
“少しでもサクラに似合う彼氏になりたい”って、純粋に思うんだ。
せっかく手にした幸せだから… 大切にしたい
そう言えば、この前の歓迎会と あからさまに服装が違うから、さすがにサクラも気付くかなぁ…
ふっ… 何だか楽しみだなー。
周りから見たら、ちょっと浮かれすぎじゃないかと思われるかもしれない位、俺の心は 浮足立っていた。
お陰で、バンドの練習も絶好調!
まぁ、俺の変貌っぷりに周りの連中は あからさまに“コイツ何かあったな”的な疑いの眼差しだけど…
―そうして、気付けば 案外あっという間に 土曜日の放課後になっていた…
俺とサクラは、いつも通り一緒に下校していた。
「じゃあサクラ、また明日なっ!」
「ぅん! 毎日楽しみにしてたデートだもん、早く起きて 少しでも多くミヤビと一緒にいれるよーに頑張ろっと!」
