* 雅 side *
―『私、本当に嬉しかったんです!』―…。
その言葉が聞けただけでも、ちょっと強引だったけど 連れてきて良かったかな…
でもサクラちゃん あんなに喜んでくれて…
まだぎこちない感じだけど、また笑顔が戻ってくれて 少し安心したよ…。
―あれ?
サクラちゃん、何かやってる… 何だろう…
「ねぇ、何してんの?」
「あっ… 私、空が好きだから、こうやっていつも気に入った空の写真を撮ってるんです」
―へぇ… 携帯かぁ…。
写真って、デジカメとかで撮るってイメージしか無かったなぁ…
「そうなんだ、見せてよ!」
「―えっ?! そんな、人に見せれるようなものじゃ無いですょ…」
「えー、見てみたいなぁ」
「… じゃあちょこっとだけですょ」
そう言って渡してくれた携帯の画像を見て、俺は言葉を失った…
「こっ… これ…」
そこには、携帯のカメラで撮ったとは思えないような 芸術的で、繊細で、その中にも優しさや愛が感じられる、彼女の世界が広がっていた…
―これがサクラちゃんが見ている世界…
この子はきっと、他の誰よりも純粋で 心のきれいな子なんだ…
本当は、いますごく傷付いてるんだよな…
―『私、本当に嬉しかったんです!』―…。
その言葉が聞けただけでも、ちょっと強引だったけど 連れてきて良かったかな…
でもサクラちゃん あんなに喜んでくれて…
まだぎこちない感じだけど、また笑顔が戻ってくれて 少し安心したよ…。
―あれ?
サクラちゃん、何かやってる… 何だろう…
「ねぇ、何してんの?」
「あっ… 私、空が好きだから、こうやっていつも気に入った空の写真を撮ってるんです」
―へぇ… 携帯かぁ…。
写真って、デジカメとかで撮るってイメージしか無かったなぁ…
「そうなんだ、見せてよ!」
「―えっ?! そんな、人に見せれるようなものじゃ無いですょ…」
「えー、見てみたいなぁ」
「… じゃあちょこっとだけですょ」
そう言って渡してくれた携帯の画像を見て、俺は言葉を失った…
「こっ… これ…」
そこには、携帯のカメラで撮ったとは思えないような 芸術的で、繊細で、その中にも優しさや愛が感じられる、彼女の世界が広がっていた…
―これがサクラちゃんが見ている世界…
この子はきっと、他の誰よりも純粋で 心のきれいな子なんだ…
本当は、いますごく傷付いてるんだよな…
