よ つ の は

― あの、甘い甘いイチゴの香り…

いつも、遠くからほのかに届けられていた あの甘い香り…


いま… 俺の胸の上で香る 甘い香り…




これは… 夢 なのかな…―


薄れていきそうな意識の中で、甘いイチゴの香りと、少し震えて伝わる彼女の体温を 俺はしっかりと抱きしめた…。


理由なんて どうでも良かった。

ただ今は、全ての事から 彼女を守ってあげたかった…。