― 放課後 ―
UKが部長を務める 我が軽音部は、もともとウチの高校には無かった部で、何でも新しいものを好むUKが 率先して設立したもの。だから 部室なんてちゃんとしたものは無く、先生方のお情けで 体育館の裏にある 何ともオドロオドロしい廃墟のような倉庫跡を借りて活動をしている。はっきり言って誰も近づきたくない雰囲気が漂ってはいるが、もともとは倉庫として使っていただけの事はあって 敷地面積は無駄に広い。そこに目をつけたUKの提案で 軽音部だけでは無く、同時に『演劇部』まで始める始末…。とにかく何でもやりたいのだ。
一体ここが 何部なのかも良く分からない、ただの溜り場みたいになっていた。
―… ガチャッ バターン!!
またしても入り口のドアを勢いよく開けるUK。
が… みんなそんな事には 既に慣れているので誰一人として驚く様子は無い。
「はいはーい、シカトしないっ! みんな注目!
このライブに行きたい人っ、先着1名様 早い者勝ちだよー!」
―… シーン…。
「あ…あれ?! ちょっと みんな行きたくないのっ? せっかく苦労して手に入れたんだけど!」
声を荒らげるUK。
それに対し、弱々しい声が聞こえてくる。
UKが部長を務める 我が軽音部は、もともとウチの高校には無かった部で、何でも新しいものを好むUKが 率先して設立したもの。だから 部室なんてちゃんとしたものは無く、先生方のお情けで 体育館の裏にある 何ともオドロオドロしい廃墟のような倉庫跡を借りて活動をしている。はっきり言って誰も近づきたくない雰囲気が漂ってはいるが、もともとは倉庫として使っていただけの事はあって 敷地面積は無駄に広い。そこに目をつけたUKの提案で 軽音部だけでは無く、同時に『演劇部』まで始める始末…。とにかく何でもやりたいのだ。
一体ここが 何部なのかも良く分からない、ただの溜り場みたいになっていた。
―… ガチャッ バターン!!
またしても入り口のドアを勢いよく開けるUK。
が… みんなそんな事には 既に慣れているので誰一人として驚く様子は無い。
「はいはーい、シカトしないっ! みんな注目!
このライブに行きたい人っ、先着1名様 早い者勝ちだよー!」
―… シーン…。
「あ…あれ?! ちょっと みんな行きたくないのっ? せっかく苦労して手に入れたんだけど!」
声を荒らげるUK。
それに対し、弱々しい声が聞こえてくる。
