よ つ の は

― 未来ちゃん…

「ありがとう、俺 未来ちゃんの事 あまり知らなかったけど、そう言ってくれて 嬉しいよ。
でもごめん…、俺 未来ちゃんと付き合う事は出来ないんだ…、本当にごめん」

「― ぅうん、いいの。ミヤがアタシの気持ちに 嬉しい って言ってくれただけで、それだけで十分幸せ。ごめんねミヤ… こんなアタシだけど、これからも友達として ミヤんとこに遊びに行ってもいいかな…」

「うん、いつでもおいで。 ほらっ、さっき未来ちゃんから聞いたUKの件もあるし、未来ちゃんが居てくれなきゃ俺も気まずいしさ!」

「アハッ、そうだね。ミヤとUKがデキちゃわないよーに アタシ監視役として ミヤに会いに行くよっ!」

そう言って、少し無理して笑った未来ちゃんは、きっと誰よりも一番辛かったんだろうな…。


帰り道、未来ちゃんの願いで、これからは『未来』って呼んでと言われた。

何だか不思議な関係だな…。

俺、未来、UK…?
そして…。

君はいま、何を考えてますか?
俺の事、どう思ってますか?


明日、学校に行ったら 今日の誤解だけは、ちゃんと解いておこう。
ちゃんと説明して…
それから…、 それから…


知りたい… 君の気持ち…