急いで会計を済まし、カラオケ店のパーティールームのドアを開けると、すでに全員が盛り上がりの最高潮に達していた。
「あーっ! やっと遅刻魔が来たぞっ!」
当然のごとく、全員から散々ブーイングを浴びせられ…
何とかその波をかいくぐり、一番目立たない席までたどり着いた。
―ふぅ…。やれやれ…
「おぅ、遅かったな。何か調べものでもしてたのか?」
そう言って、熊さんがコーラを持ってきてくれた。
「えっ、調べものって?」
「いゃ… 隣の漫喫にバイクが停まってたからさ」
―… この人は何でこんなに鈍いんだ…。俺が漫喫に居るの知ってたなら、呼びに来てくれりゃいいのに…。
「もぉー 遅かったじゃん! せっかくミヤの歌が聞けるって思って楽しみにして来たのにさぁー!」
―?! 今までUK繋がりで顔を合わせても、そんなに話した事も無かった あの未来って子が 急に横に座ってきた。
その後ろには、この盛り上がりの中、少し居場所に困っている様子のサクラちゃんも立っていた。
「アタシね、前にミヤがバンドで歌ってんの見た事あるんだょ。 そん時にアタシ本気で感動したんだぁ。 この人の歌声には、人の心を動かす何かがあるって!」
「あーっ! やっと遅刻魔が来たぞっ!」
当然のごとく、全員から散々ブーイングを浴びせられ…
何とかその波をかいくぐり、一番目立たない席までたどり着いた。
―ふぅ…。やれやれ…
「おぅ、遅かったな。何か調べものでもしてたのか?」
そう言って、熊さんがコーラを持ってきてくれた。
「えっ、調べものって?」
「いゃ… 隣の漫喫にバイクが停まってたからさ」
―… この人は何でこんなに鈍いんだ…。俺が漫喫に居るの知ってたなら、呼びに来てくれりゃいいのに…。
「もぉー 遅かったじゃん! せっかくミヤの歌が聞けるって思って楽しみにして来たのにさぁー!」
―?! 今までUK繋がりで顔を合わせても、そんなに話した事も無かった あの未来って子が 急に横に座ってきた。
その後ろには、この盛り上がりの中、少し居場所に困っている様子のサクラちゃんも立っていた。
「アタシね、前にミヤがバンドで歌ってんの見た事あるんだょ。 そん時にアタシ本気で感動したんだぁ。 この人の歌声には、人の心を動かす何かがあるって!」
