よ つ の は

私の携帯には、未来さんからの着信とメールが、何件も表示されていた。

あーどうしよう…未来さん絶対に怒ってるよね。とにかく急がなきゃ。


―… ハッハッ ハッ…
待ち合わせのカフェに近づくと未来さんの姿が見えた。
私の足は、急に前に出るのを拒み始める。未来さん怒ってるよね…。
それでも無理に歩いたのと、カフェまで全力で走ってきたせいで、私の歩き方は 変にぎこちなくなっていた。

「ごめんなさい未来さん。遅れちゃって…」

「あ、サクラだぁ コラッ遅刻だぞっ! てか何その おかしな歩き方ぁ クスクスっ」

そう言って、未来さんは笑ってくれた。

「す… すみません、私ちょっと早起きが苦手で… 」

「うん、アタシも普段は こんなに早く起きないんだけどね、実は早めに集合してカフェでモーニングでもと思って…。
ほら、その方が少しは緊張もほぐれるかなって。でも、その様子だと逆効果だったかな?」

そっかぁ…未来さん私に気を遣ってくれてたんだ

「本当にごめんなさい」

「あーん いいよ気にしないで。アタシも朝は苦手だからさ…
おっと、今度は学校に遅刻しちゃう!  サクラっ 今来たばっかりで悪いけど ちょっと走るよっ!」