よ つ の は

「さっ、それを持って 彼の側で 彼の力になってあげて…」


「―…!」
―タッ、タッ、タッ、タッ!!

―ガチャ!
「ミヤビっ!!」



私は、泣いた…
無我夢中で ミヤビの胸に顔を埋めて泣いた…
後から後から涙が溢れて、後から後から後悔が溢れた…

何で… 何でミヤビは そんなに私を想ってくれるの?
私は ミヤビに辛い思いばかりさせてきたのに…

こんなになっても まだ私の為に、このクローバーを持ってきてくれるなんて…

ミヤビ、私 ちゃんと受け取ったょ…
二人の 幸せのクローバー…
ちゃんと受け取ったょ…





「ぅ… ぅう… 」


―…はっ!
「ミヤビ?! 大丈夫っ?!」


「ぅ…っ 確か… 」

「私、サクラだょっ!」

「ぁあ… サクラ… さん 」

「ぅん…
そうだよね… 私のこと、覚えてないんだもんね…

ねぇ、何かして欲しいこととか無い? 何でも言って!」

「…サクラさん、 優しいですね。
僕のケガは、そんなに悪いんですか…?」


―…!
「そっ… そんなこと無いよっ! 先生も、すぐに退院できるって言ってたし… 」

「そうですか…
でも、退院しても 記憶が無い事には 変わりないんですよね…」