よ つ の は

この時、ミヤビと出会ってから今日までのことが、全て 走馬灯のようによみがえった…


ミヤビに 急にバイトが入って、予定してた海に行けなくなったからって、私が怒って自分勝手なことを言ったせいで、その日ミヤビは バイト先でケガをした…

私が病院に携帯を忘れた時も、無理して病院を抜け出して届けにきてくれたおかげで、不良に絡まれていた私をミヤビは助けてくれた…

フォリックの初ライブの日、本当は まだ完治していない体で 会場まで駆け付けてくれた…

今日だって… 結婚の返事に迷っていた私を、ミヤビがここに導いてくれた…

私が不幸になりそうな時は、いつも代わりに ミヤビが背負ってくれてたんだね…

私のせいで、いつもミヤビに辛い思いをさせてきたんだね…


ごめんね… ミヤビ…







―「サクラちゃん… だったわよね? …」


―…!
「あ…、あの時の看護婦さん!」

「やっぱりそうなのね。 あの時と変わらない、まっすぐな目をしてる…」

「看護婦さん 私…、 私のせいでミヤビが…」

「えぇ…、 緊急で担ぎ込まれてきた患者さんの名前を見て すぐに気付いたわ…
ごめんなさい、何も力になれなくて… 」