よ つ の は

―ビビーッ!

「すみません!止まってー!」

 キキーッ!

―…バタンッ!

「運転手さん、急いで藤山病院まで!!」

―ブルルルッ…



お願い神様…、どうかミヤビを守って…

奇跡を… ミヤビに奇跡を…!







―…
―キキーッ…
…バタンッ!

タッ、タッ、タッ、…
はぁ はぁ はぁ…
お願いミヤビ… 頑張って!

―…ガチャ!
「ミヤビっ!!」

そこには、一年前の事故の時とは違い、包帯も何も巻かれていない いつもと変わらないミヤビが、ベッドに横たわっていた…

「あ… サクラちゃん…」

「熊さん! ミヤビは?! ミヤビは大丈夫なのっ?!」

「なぁサクラちゃん…
見てよコイツ… 一年前と、何も変わってねぇよな…
どう見たって、昔のミヤビだよな…」


―…えっ、どういう意味?
「ミヤビは? ミヤビはどうしちゃったの? ねぇ熊さんっ!」

「コイツ… いま昏睡状態なんだ…
体は硬直してて、全く動かねぇし…
医者が言うには、このまま目覚めないかもしれないって…
もし万が一に 運良く目覚めたとしても、今までの記憶は、全て消えてしまってるだろうって…
ミヤビはもう、俺達の事 覚えてないんだよ…」