よ つ の は

「―… あっ あの… 失礼しま す…」



―… !!
瞬間、時がスローモーションに見えた…

春先の少し暖かくなってきた季節、部室の窓は半分だけ開かれていた。 そこから入り込んでくる優しい風が、いままさに入り口から入ってきたその少女の 長くて透き通った髪の隙間を 少し持て遊びながらすり抜けると、俺の鼻先へと 甘い甘いイチゴの香りを運んでくる…。 白くてしなやかなで華奢な腕…。 少し恥ずかしそうに 頬を薄桃色に染めながら 微笑んだその笑顔は、和かな春の日差しの中で キラキラと輝いて、どこか不思議で まるで妖精のような少女… 

その出会いは、抑えられずに高鳴る俺の鼓動を 更に加速させていった… 。



「―… ックシュン!!!」