よ つ の は

あ そうだった。すっかり忘れてたよ…。
ライブも近いし、そんな時間に余裕無いんだけどなぁー。
あー… 憂鬱



― 放課後 ―


「うぃーす… 何からやればいーでしょーかぁ〜…」

全くやる気が感じられない俺を見たUKは、ちょっと困り顔で苦笑いを浮かべていた。

「じゃあさ、とりあえずまだ みんなも来てないし、適当に時間潰して…― 」


―…ガチャ!!

「おーっす! UKいるっ?!」

けたたましい音をたてて、俺とは正反対な いかにも元気印しな女子が入ってくる。

あ… 確かこの子…

「おー 未来! 久しぶりだなぁ。相変わらず元気だねー。どうしたの 未来の方からわざわざ会いに来るなんて」


この子は 白鳥未来(シラトリミキ)。 UKの女友達で、いつも明るく元気な女の子。 学園祭でも、2年連続でミス愛留になったせいもあってか、常に自分を女王だと思っている。


「―… えーっと 何だっけ? あっ、そうそう! 実はさっ、イケメンで優し〜ぃUKに お願いがあるんだぁ〜。 私の中学校の後輩が、どうしても この演劇部に入りたいってゆ〜からさっ。

…ほらっ! 何してんの、早く入って あいさつ あいさつっ!」