― 翌朝



…チュン、 チュンチュン…

「ぅ…、 ぁれ もう朝か…
サクラは… ?」


―ガチャ
「あっ、ミヤビ ぉはよ!」

「あれ…、 サクラもう起きてたんだ… 相変わらず早いなぁ… ふあぁ〜ぁ…」

「へへっ…、 まぁねっ!」
違う…、本当は一睡もできなかった。
夕べの出来事が、本当に嬉しくて 幸せで… 気持ちが静まらなかったから…。

それに…
ベッドはちゃんと別々で2つだったけど、となりでミヤビが寝てるって思ったら…
「ダメだぁ… 眠れないよぉ…」
…ってなってた…。

でも途中で気づいたんだぁ… なに考えてんだろ私…って。
だってミヤビは 優しい人だもん… きっとミヤビは 私のこと、大切にしてくれる。
そう思って ミヤビの方を思い切って振り返って見たら、もうミヤビ寝てたよね…。

よっぽど疲れたんだろうなぁ…
またその寝顔がかわいくて…
ずっと見ていたら、結局朝になっちゃった…。

ちょっと寝不足だけど、それよりも もっと大切なものを 夕べ ミヤビからもらっちゃった…

“初ミヤビの寝顔 記念日”



でもミヤビには内緒なの…

勝手に写真撮って ごめんね。