よ つ の は

「ぃや、俺 子供じゃないからさ…
そんなに心配すんなって!」

「ぅん… でも、何だか胸騒ぎがするから…
お願いだから無理しないでね…」

「ぅん、分かってる。 ありがとなサクラ。
じゃあまた明日!」

「ぅん、頑張ってね…」


バイトして お金を貯めるのも大切だけど、そのせいでサクラと一緒に下校できなくなるのは不本意だったから、俺は岸ちゃんの親父さんに無理言って19時から24時までの夜間の時間帯で働かせてもらう事にしていた。



―…ピンポーン …
「すみませーん…、今日からこちらで働かせてもらいます黒石ですがぁー」


―ガラッ…
「お、兄ちゃんが良ちゃんの友達の黒石君か! バイトの事は、良ちゃんと息子から聞いてっからよ!
じゃあ、早速だけど作業着に着替えてくれ。
仕事は、山ほどあるからよっ!」


「は、はいっ!」
―確かに見た目はイカツイし 喋り方はぶっきらぼうだけど、人の良さそうなオッチャンだなぁー…




―…
「よーしっ、じゃあ今日はここまで!
兄ちゃん、なかなか筋がいいなぁ! 良かったらウチの後継ぎになんねぇか?!」

「ははっ、ありがとうございます! バンドがダメだった時は宜しくお願いします!」