よ つ の は

しかし、本当に驚いたのは ここからだ…。

その噂は、ウチの校内だけにとどまらず 都内の他校にまで広まっていくのに一ヶ月とかからなかった。

一体どんな内容で噂されてるかまでは分からなかったが、考えてみれば ウチの部に熊さんが居るだけでも 十分な理由になるだろう…。


それからとゆうもの… 毎日のように入部希望者が来たり 冷やかしの野次馬なんかが 辺りをうろつくようになった。

そのお陰で いまとなっては、そこそこ人数も増えて それなりに部としての活動を始めるようにまでなった。

もともと俺たちは バンド活動として部室をスタジオ代わりに使ってたし、軽音部の方は それなりにサマになってたが、問題は演劇部の方だ。
UK自身が 興味本意で始めただけなのもあるが、誰一人として 演技指導が出来る奴がいないとゆう致命的な欠点を抱えていたのだ。
ましてウチには 顧問がいない… 。

入部希望者は UKが面談をし、自分が気に入った子だけに合格を出す。

…ただそれだけ。

いざ入部した後輩たちも、一体何をしたらいいのかも分からず、こちらの様子を伺うばかり。