よ つ の は

― ♪♪♪♪♪…

―…! み…ミヤビ!

― pi…
「…もしも! 」


「サクラ… ごめん、俺が言い過ぎたよ…」

―… !!!
「違う、違うよミヤビ!
私が悪いの… ごめんね、ミヤビに辛い思いをさせて…
ミヤビが嫌なら、私 演劇部は辞めるから…
だから…、 だから別れるなんて言わないでっ!
ぅう… 嫌だよ…ミヤビ 」

「さ…、 サクラ…
そんな事ないよ… 俺が自分勝手でワガママなだけだよ。
サクラだって、本当は 夢諦めたくないんだよね?
なのに無理して辞めて欲しくないよ… 」

「ううん、無理じゃないもん!
私… 気付いたの。 私にとって、一番大切なことが何なのかって。
私ね、女優になる夢も大切だった… けど今は違うの。
今の私には、ミヤビが一番大切な人なの!
だから、ミヤビが少しでも 嫌な思いをするなら、もう夢なんて あきらめてもかまわないもん!
だから…、 お願いだから…」



「サクラ… 俺…
俺、今すぐサクラに会いたい!」

「み… ミヤビ… 」

「サクラ 今どこ?! 俺… 今から行くから!」

「ぅ… ぅん!」


―… pi
ツー ツー ツー…


ミヤビ…

早く… 早く会いたいよ…

ミヤビっ…―