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「おい!」



学校…


他クラスだが美胡を屋上に呼び出した。


むかつくくらい


真顔で俺の顔を見つめる美胡。


何もいわない。



「弓道と剣道やめたって…どういうことだよ」


「………」

「答えろ」


「私の事情に口をはさまないで。…何も…知らないくせに」


「じゃあ、教えろよ」


「教えてもあなたがどうにかしてくれるわけじゃないでしょ」





ふんっと踵を返して


美胡は行ってしまった。









俺にできることは―。