「来年からはお前とニューヨークで暮らせる」





ニューヨーク暮らしになってしまった。



美胡は話を反らした。



「うちの車が待ってるけど…うちの家にくる?」



「いや…いまから北海道へ飛ぶ。お前の荷物くらいないも同然だろ」


「え…!?」