そして、着いた場所は、




屋上。



もしかして、ここで寝ているのかも。


裏を回って見ると、やっぱり蒼空くんがいた。


でも、寝てはいなかった。


空を眺めていた。



「蒼空くん?」


「やっぱり、来てくれると思った。」


蒼空くん、屋上好きだもんね。

屋上で寝たこともあったよね。


「俺さぁ、名前に空が入っててよかった。」


蒼空くんはいつもとなんだか雰囲気が違った。



「なんで?」