会場に戻ると、 「優那ちゃん!!蒼空くん、探してたよ?」 葵さんが、蒼空くんの走っていった方向をあたしに教えてくれた。 あたしはその方向に走った。 しばらくして・・・・ 「なんにもないところなんだけど・・・・。」 本当になんにもなかった。 あるのは、小さな倉庫、ごみ処理所、そして階段。 あたしは戻ろうとした。 そのとき、ひらめいた。 「もしかして・・・・・。」 あたしは階段を上った。