音楽が流れ始める。 あたしは蒼空くんに言われたとおり、蒼空くんだけを見る。 そして、踊る。 足がスムーズに動いている。 ううん、蒼空くんがそうなるようにしてくれているんだ。 ものすごく心地いい。 あたしは、蒼空くんを見て笑った。 蒼空くんも少し表情を崩し、笑ってくれた。 それだけで嬉しかった。 あたしは彼の笑顔が大好きなんだ。 そして、無事にダンスも踊り終えた。 あとは、 結果を待つのみ。